しくみとは

どうして人間はうつ病にかかってしまうのか、そのしくみは脳内物質の分泌異常に関係しています。うつ病にかかると脳内物質のセロトニンが減少し、中々分泌されなくなってしまいます。このセロトニンとは幸せホルモンともよばれているものであり、楽しい、嬉しい、幸せ、満足、達成というような感情を司っているものなのです。うつ病になるとこの物質が分泌されず、左記に示したような感覚、感情が得られないまたは鈍くなってしまいます。そうすると苦痛や苦しみに辛さや悲しみなどが増幅してしまい、うつ状態といわれるような精神になるのです。
原因が解明されればうつ状態から抜けだしてしまえる人もおりますが、大半の人は脳内の分泌上に悩まされていますから、うつ病の原因となった部分が片付いたとしても、うつ病の症状は中々改善されないこともあります。これは人によって違いますからうつ病の治療基準や完治という診断が中々できないのはこれの影響です。

うつ病の治療として最近では投薬によりセロトニンの分泌を促したり、再吸収されるのを防ぐことでマイナスの感情ばかりが大きくならないように調整できるようになっています。これを利用することでじょじょにうつ症状が軽くなっていく人も多いです。しかし、中には薬を利用しているときだけは普通ですが、効き目が切れたとたんにうつ状態になってしまうため薬への依存度が高くなってしまう人もいます。
また、どんな治療薬を利用してもまったく効果がないという人もおりますから、絶対にこの治療薬が良いとはいいきれません。

うつ病にかかる人は必ずなにかしらの原因を抱えています。わかりやすいものであればまだ治療の方向性が見えますが、まったく自分でも気づいていないようなこともありますから、うつ病の治療は難しいのです。
原因として若者に多いのは家族関係の悪化や学校でのいじめです。また、先生や周囲に親から期待をかけられすぎてプレッシャーによりいつのまにかセロトニン分泌に異常が生じ、そのままうつになってしまう人もおります。
より大きい原因として多いのはPTSDからのうつ病です。これは心的外傷後ストレス障害というものであり、事件や事故にまきこまれた被害者に多いものです。衝撃的な場面に出くわすことによりトラウマが生じ、それがうつ病の原因となることがあります。

最近社会人で多いのが会社でのストレスです。自覚症状のないままにストレスに疲労感や理不尽を我慢するというような小さなことが積み重なり、ある日突然糸が切れたようにうつになってしまう人が多いです。これは原因としては会社というようにはっきりしているのですが、具体的に何がダメだったのかということを本人が自覚する必要があります。また、我慢のしすぎやいいたいことをいえない正確を変えなければ今後も同じことが原因でうつになってしまう可能性があります。
うつ病を改善するためには原因から引き離すことが重要です。依存状態、共依存、洗脳などがみえる場合にはそれを解除するためのカウンセリングも必要となってきます。
複雑な原因が絡んで発症していることがおおい病気であるために、治療方法は1つではなく個人個人に合わせた形で行わなければいけないのです。